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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第5章 朝の喧騒



「出して!」
外に向かって叫ぶと、
「お前には用がない。
伊達政宗の首を取った後、どうするか考える。
今はそこで大人しくして置くんだ」
瑠璃は諦められず、戸を何度も叩いた。
「ねぇ!お願いっ!
ココから出して‼︎」

(出してくれないと……)

政宗が殺しに来る。
助けてくれると思うより先に殺してしまうと思った。

「出して!
なんでこんな事するの⁉︎
殺されちゃうからっ」
「うるせぇ!
余計なお世話だっ!
お前ら、女の口と手足を縛っとけ」
リーダーらしき男がそう言うと、男が2人入って来て、後ずさる瑠璃を1人が捕まえる。

(死んでほしくないし、殺して欲しくもないのに……)

「やめてっ!
離してぇっ」
「うるせぇ!」
パァンと叩く音がして、頬を強く殴打され瑠璃がよろける。
よろけた瑠璃を羽交い締めをし、ボロ布を口に当てる
「んーー、んー!」
瑠璃は抵抗しようと首を強く振るが、
「悪いな、姫様。
ちょっと眠ってて貰うぜ」
「ン‼︎」
腹に拳を叩き込まれた瑠璃は意識を失った。



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