第1章 貴方の背中を追いかけて *ジャン シリアス/死ネタ
どんな時でも冷静で、実は仲間想いで、皆を引っ張って力強く動いてくれる私達の大切なリーダーのような存在
…私もね、そうなりたかった
ジャンはずっとずっと私の目標だった
いつだって私のすぐ傍に居て、私のことをからかったり怒ったり、沢山沢山助けてくれたり
たまには褒めてくれたりもしたよね
ハタから見ればいつも隣同士、仲のいい私たちだったけれど、私はずっとジャンの背中を追いかけていた気がして
こんなこと言ったら、きっとまた怒られるんだろうな
『貴方が私をどう思っていたかわからないけど、私は貴方を愛してた』
…いつか来るかも知れない別れの時にそっと心の中でこう言うんだろう、って思っていたのに
どうして最期にあんな言葉を残したの
これじゃあ私の計画が台無し
ジャンが私のいない世界で何を思って生きるのか、私はそれが知りたかったのに
こんな、貴方がいなくなった後の世界なんて知りたくなかった
全然、見たくなかった
そう、思うけど
貴方がくれたこの命を、残した意思を、芽生えさせてくれた温かい気持ちを
私は私の原動力に変えないといけない
私はまだ、貴方の背中を見ているから
強くなって強くなって、
いつか貴方を追い越したと思えた時
それが、私が本当の兵士になれた時だから
私はきっと、貴方のところへ行くよ
胸を張って、逢いに行くから
「生意気なんだよ」って、笑う準備をしておいてね
それじゃあ、またあとで
これからもずっと、忘れない
いつまでも貴方を
<貴方の背中を追いかけて fin.>