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モデルのボーダー隊員(前のストーリーとは少々異なります)

第21章 僕の周りの人達


風間隊が出て行った後、入れ違いで那須隊が入ってきた。

「明希〜。お見舞いに来たよ」
「明希ちゃん、体調はどう?」
「お邪魔しまーす!明希せんぱーい!」
「3人とも来てくれたんだ!僕は見ての通り、大分元気になったよ!」

そう言うと、3人から安心の気が伝わる。

「私がお見舞いに来るなんて、何だか変な感じがするわ。いつもは来てもらう方だから」

それはわかる。僕もちょっと変な感じがした。慣れないよね。

「ねぇ、明希。私達で考えたんだけどさ、明希が元気になったら、明希のお願い何でも聞こうと思うの!だから、何でも言って!」
「...ほんとになんでもいいの?」
「勿論!女に二言はないよ!」

実は、以前から仲間意識を持っていた友子でやりたい事があった。それを今回実行出来るとなれば、やらない訳にはいかない。
けどその前に、玲達からお願いする。

「じゃあ、玲にはバイパーでの戦い方を教えて欲しいな。トリオン兵相手にしか使った事ないから、対人戦での戦い方を教えて欲しい」
「わかったわ。元気になったらやりましょうね」

そう言って微笑む玲は、宛ら女神様のように見えた。

「先輩!私は?」
「茜ちゃんには、そのオシャレな帽子のお店を教えて欲しいな。一緒にお買い物したいし」
「先輩とお買い物...!わぁ!嬉しいです!勿論OKですよ!」

元気いっぱいの可愛らしい笑顔を向けられて目が眩む。可愛すぎる。

「最後に友子なんだけど...」
「何だ?」
「友子には、男装して貰って4人でデートしようと思います!」

そう提案すると、「えぇぇ!?」と驚く声と「それは良いアイデアね!」「流石先輩!」と賛同する声が上がった。

「確かに背丈は明希と同じくらいだけど!男装なんてした事ないよ!」
「そこは大丈夫!服は僕のを貸すし、メイク・コーディネートは僕がするから!」
「それなら何の問題もないわね!」
「明希先輩に任せれば百人力ですよ!」
「み、味方がいない...」

そして、那須隊+僕の4人でデートする事が決まった。一応のペアとしては、友子&玲、僕&茜ちゃんだ。茜ちゃんとの件はその時にやってしまおうと思っている。
にしても、僕が茜ちゃんの彼氏(仮)かぁ。面白い事になりそうだ。





(日常編で書きます)
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