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プランツ・ドールの森

第1章 黄玉(桃城)


 黄玉の宝石言葉は「誠実」であるらしい。

 誠実にアリスを愛したとたん、俺の人生はうまく回り始めた。

 そうであるなら、この幸せはやっぱりアリスがもたらしてくれたものだろう。

 アリスの黄玉の瞳を見ながら、そんなことを考える。

 とはいえ、たとえ無関係だったとしても、もう俺がアリスを手放すことはない。
 愛しいアリスの笑顔のために、俺は生きていくだろう。これから、ずっと。



 そして今日も、俺はミルクを温め、アリスがミルクを飲んで浮かべる笑顔を見つめるのだ。
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