第6章 繋がる想い(後)
~潤side~
それから数日、俺が退院してから皆であの山に入った
あの黒猫を相葉くんが埋葬したと聞いたから…
雅「ホントなら火葬してあげたかったんだけど…」
和「仕方ないよ、野良猫だったんだから。あまり人の手を借りたくないだろうし…」
翔「でも良かったな、この山の所有者の孫が俺達のファンで」
智「あのハイテンションは凄かったけどな」
翔「潤、大丈夫か?無理するなよ」
潤「大丈夫だよ、ありがとう」
相葉くんが埋葬した場所にたどり着き、俺達は持っていた少しの花と、地元の人から聞いた黒猫の好物だった(らしい)煮干しを供えた
そして皆で手を合わせた
ー勝手に身体を借りてごめんな…でもそのお陰で翔くんの事守れた…本当にありがとう…ー
すると突然辺りに風が吹き…
ー…ニャー…ー
潤・雅「えっ?」
智「…どうした?」
潤「今…猫の鳴き声が…」
雅「うん…聞こえた」
俺と相葉くんがそう言うと他の3人は
智・翔・和「聞こえなかった」
…空耳か?