第6章 繋がる想い(後)
雅「クロ、そこに何かあるのか?」
『ニャー!ニャー!』
俺と相葉くんはそこまで降りて行った
だがそこに潤の姿は見当たらなかった
雅「…何もないけど…」
それでも必死で鳴き続ける潤の足元を見ると、落ち葉が少し盛り上がっていた
そしてそこから…
翔「相葉くん足元!服らしき物が見える!」
雅「えっ!?」
足元から微かに服らしき物が見え、2人で落ち葉を掻き分けると
翔「潤っ!」
そこには潤が横たわっていた
雅「俺急いで上に知らせてくる!翔ちゃん待ってて!」
そう言って相葉くんはロープを伝って上に上がっていった
その時
<ドサッ>
翔「…えっ?」
黒猫の身体が突然倒れそのまま動かなくなってしまった
翔「潤!潤っ!」
どうしたんだ!?何で…潤!
俺が叫び続けていたら
潤「…う…しょ…く…」
翔「じ…潤っ!」
潤(人間)が目を覚ましていた