第6章 繋がる想い(後)
潤に連れられ山中に入り暫くすると、少し拓けてる場所に出た
「…あ、嵐の…」
そこでは地元の消防団の人達が潤の捜索をしていた
「危ないですよ!捜索は我々がしますので皆さんは…」
『ニャー!ニャー!』
翔「えっ…この下なのか?」
潤が示した場所を覗くと、そこは急斜面になっていた
和「…確かにここに何かが滑った跡があるけど…」
「それは我々も気付いて付近を探しましたが、見つかりませんでした」
智「だそうだよ、翔くん…」
でも潤はこの下だって言ってる…
和「あっ!翔ちゃん!」
俺は居ても立っても居られずにその斜面を降りていった
雅「クロ!」
そして潤も一緒に掛け降りてきた
潤…待ってろ…今行くからな!