第6章 繋がる想い(後)
雅「えっ?ど、どうしたんだクロ」
『ニャー!ニャー!』
和「相葉さん…何て言ってるの?」
雅「だから俺は解らないってば!」
翔「潤なんだな…ホントに」
智「いや…翔くん気持ちは解るけど…」
俺が黒猫に向かって両手を広げると、そのまま俺の胸に向かって飛び掛かってきた
そして俺の顔をペロペロと舐めてきた
翔「潤…潤っ!」
『ニャー』
俺は黒猫の身体を抱きしめ、嬉しさからか涙が溢れ出てきた
和「翔ちゃん…仮にその黒猫が潤くんだとして、何で猫の姿になってる訳?」
智「松潤はどうなったんだ?」
智くん達の問いかけに潤(黒猫)は俺の腕から離れ、俺の服の裾を噛んで引っ張っていた
翔「もしかして…着いてこいって言ってるのか?」
『ニャー』
まだ半信半疑な皆を連れて、俺達は黒猫の跡を追った