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[千銃士]惚れた弱みもなんとやら

第3章 3年目


この私のままで過ごせる最後の夜になるだろうからと、妖精さんは契約を交わすと早々に部屋を去った。気を遣ってくれたようで、私にはそれがとても有り難かった。
その日は星のよく見える夜で、私は窓を開けていたのだけれど、折角だからと外に降りて行ってみることにした。
―でも外に行った本当の理由は、窓から彼の姿を見つけたから。喋ることももう出来ないけれど、それでもその日は側に行きたかった。
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