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[千銃士]惚れた弱みもなんとやら

第3章 3年目


俯いて部屋へやってきた妖精さんと3度目の契約を交わした。もうこの秘密の契約も3年目になるのかと、私は相変わらず彼のことが好きのだなと苦笑する。
そのことを露ほども知らない妖精さんは、必死に私に思いとどまらせようと説得してくれた。彼女が私を気遣ってくれていることは痛いほど伝わったし、私が彼女でもきっとそうしたのだろうけれど、私は首を縦には振らなかった。
でもね心配しないで。私はいつかこの契約の代償を払えなくなる。結果がどうなったとしても、きっとこれが最後の契約になる。
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