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[千銃士]惚れた弱みもなんとやら

第1章 1年目


貴銃士を癒すのが役目であるメディックに備わっている力というのは、妖精である彼女ちが持っている力と非常によく似ているらしい。
-ではメディックの力を、妖精たちに割譲すればいい-
荒療治だがこれも確かに一種の方法だった。
力の割譲というのは簡単だった。身体の一部を切り落とすだとか身体機能の一部を停止させ、妖精へと移せばよいのだという。

「どれくらいの期間、もたせられるでしょうか…?」
「これだけの長さがあれば、恐らく一年は…」
一年
-それだけあれば、十分だ。

その日から、長かった私の髪は短くなった。
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