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【進撃の巨人/リヴァイ】君が描くその先に

第35章  覚悟


 分隊長は私とは別の部屋に寝かされていたそうで、少しだけ先に回復したモブリット副長が看病していたらしい。本当に副長は分隊長の事を大切に思っているのだなと思って、微笑ましくなる。

「君が目覚めたと報告があってね。随分長いこと眠っていたけど、体調はどうだい?」

「はい、おかげですっかり回復しました。明日からは通常の業務に戻って良いと先生からも許可をいただきました」

 私がそう答えると、分隊長の表情がパアッと明るくなる。

「そうか!それは良かった。じゃあさっそくで悪いんだけど、明日はラガコ村の調査に出かけるから、ラウラも同行してくれ」

「はいっ」

 私は大きく頷いた。まる二日も眠っていたから、随分と長いこと絵を描いていないような気がする。早く任務に就いて絵が描きたかった。

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