第9章 つんでれアクアマリン【A×O】
【SATOSHI】
唐突に…
二人きりになった(。ー`ωー)
翔さん…
出ていく間際に俺に手を合わせた時
なーんか意味ありげな視線をよこしてたんだけど
ありゃなんだったのかな…
つか…
マジで困る、この状況…(。ー`ωー)
翔さんが出ていったドアを
固まったまま見つめていたら。
「さ、智くんは…俺と二人でも…平気?
その~…嫌ならまた今度…仕切り直しても…
いや、俺は断然このまま話してたいけど
ほら…無理に付き合ってもらうのも、悪いし…
俺はね?このまま智くんともっと話せたらって…
でも智くんは俺と二人じゃ嫌かなって…思って…
俺はっ…智くんが残ってくれたら嬉しいけど…っ…」
ジョッキの柄のとこを指で触りながら
一生懸命話し続ける相葉雅紀が面白くて
少し…酔ってんのかな?
なんか…
ちょっと……
………(。ー`ωー)
もう少し…聞いとこ……
「俺さ…俺……この間からずっと…智くんのこと…
気になっちゃってて…仕事してても…家にいても…
あっ!あのっ…智くんが、ゲイだからじゃないよっ?
そこ、誤解しないでねっ?ホントに違うから…っ…
なんていうのか~…ミステリアス?な智くんのこと
もっと知りたいっていうか…若い頃のこと思い出しても
俺の周りにいないタイプなんだよね、智くんて…
その謎めいてる部分に触れてみたいんだと思うんだけど
自分でもさ…な~んかよくわかんなくて…あはは~…
でも毎回逃げてっちゃうその背中を、なんていうか…
追いかけたくなる?すぐにまた会いたくなるんだよね…
もっと話したい…もっと知りたい…ってさ~…
今日は少し笑ってくれたりして…怒った顔しか
見たことなかったから、それがすごーく嬉しくてさ?
もっと話して智くんの違う一面見たいなぁ…なんて…」
…(。ー`ωー)
それ、さ……
一般的に言うところの『恋の始まり』的感情に
めっちゃ近いと思うのは…俺だけか?