第9章 つんでれアクアマリン【A×O】
【SATOSHI】
『潤くんが謝罪に来るから立ち会ってほしい』
翔さんにそう言われた時
正直、なんで俺が?…って思った。
ハッキリ言って
もう二度と顔なんか見たくないし
どうせカタチだけ謝りに来るようなもんで
実際に謝るのはマネージャーかなんかだろ?
社長の名前の入った菓子折りかなんか
ご大層に差し出してきてさ…
スキャンダルにならないように
ちょっとしたもん(←たぶん金)も
持ってくるかもな~…(。ー`ωー)
(↑なんだかすごい妄想w)
あー…やだやだ、そういうの。
ホントに嫌い。
めんどくせぇし
関わりたくない。
翔さん、マジで勘弁してほしいな~
…っていう顔をしたつもりなんだけど。
『二宮もそのほうが心強いだろうから』
って縋るような目で微笑んでくる。
俺なんかいなくたって
二宮さんは一人で対応できんだろ~?
そう思って
そばにいる彼を見つめたら。
『どうせ…暇だろ?』
なんて…
ちょっとそっぽを向いて
面白くなさそうに吐き捨てて。
……ふーーーん……あ、そう……
俺が……必要?
(↑少し気持ちいいw)
まぁ…
あの強気そうな二枚目野郎が
どの面下げてやってくるのか
実は…興味…なくもない。
『わかりました』
別に…
興味津々、でもないけどな…
でもその夜は
『えっ』と思わされることが連続で起きた。
まず出だしは……
なんでお前がいるんだよ
相葉雅紀…(。ー`ωー)
…からで。
何しにくっついてきた?
なんの関係があんの?
まさか翔さんのご機嫌とり係…
じゃねぇだろうなぁ?
もしそうなら…許さねぇぞ?
そういう思いで睨んでいたら
相葉雅紀とフッと目が合った。
悲しそうな目をしやがって…
それも演技だったら
マジで勘弁しねぇからな…っ?
俺と二宮さんの前にキッチリ立った二人。
相葉雅紀が二宮さんのことを
正面からちゃんと見て
何か言おうと口を開けた瞬間…
「二宮くん、ごめんなさい!」
松本潤が唐突に頭を下げた。
しかも、深々と…
…驚いた。