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Jewelry♢ボックス【気象系BL】

第9章 つんでれアクアマリン【A×O】



「じゃあ櫻井さん…あとは頼みますね」
「わかりました。終わり次第タクシーを呼びますので」

マネージャーは用事でもあるのか
松本潤を残して帰ってしまうようで。

「潤くん、こんばんは♪二宮です。
今日はよろしくお願いしますね♪」

準備万端の二宮さんが挨拶をしても
松本潤はチラ…と彼を見ただけで

スタスタと奥の部屋に向かって
無言で歩き出した。

ホントに…

芸能人て…何様なんだよ(。ー`ωー)





スタッフが一人帰り二人帰り……

気がつけば店には
パソコンとにらめっこしている翔さんと

相変わらずカットの練習をしている
俺だけになってしまっていた。

時計を見ると…もう12時近い。

二宮さん…
気合い入れてるだけのことはあるな。

今日松本潤はカラーの色を変えて
少しイメチェンをするそうだという話を
さっき翔さんが二宮さんに伝えていたから

話し合いながら
時間をかけてやってるのかもしれない。

それにしても
もうそろそろ3時間になる。

さすがにもう終わんじゃねーか?

俺も終電がなくならないうちに
帰んなきゃじゃん。

速攻で後片付けをして
staff onlyの部屋を目指す途中

二人のいるVIPルームの前を
何気なく通りかかったとき…

「…ぁっ、ぁあっ…や、だっ…」

二宮…さん?

めちゃめちゃ苦しそうな声がもれてきた。

「あぁっ、あぅぅっ…やめ、てぇっ…やぁっ…」

こ、れ……は…っ…

ゲイである俺の下半身がズクン!と反応する
明らかなる…最中の、しかもヤられてる声…

「ゃだっ…潤くっ…っつぅ、痛ぁっ…や、ぁぁっ…」
「…っ、くっ…出る…っ!」

ガタガタっていう音がした後
シン…とするVIPルーム…

俺は我に返って
慌ててドアノブに手を伸ばした……ら。

その手を後ろから
スッと押さえられた。

ビックリして振り向くと
青ざめた顔の翔さんが立っていて。

ゆらりと顔を寄せてきて
俺の耳元で震える声で囁いた。

「二宮のこと、頼む…っ…
俺は…潤くんのほうを…っっ…」


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