第9章 reunion
「……蝶!?何だ!?浦原に何かされたのか!?」
一心は周りに誰もいないか確認してから私にそう言った
『違うわよ。今日ね、ここにみんな集まるって言うから来たのよ』
「みんな…?」
『霊圧感じてるんでしょ、全部は言わないわよ。』
「…ああ。わかってるさ」
そう言って笑う一心
『でね、サプライズしたくて…先に一護の部屋にいようかなって』
「全然構わねえが…あいつの部屋何も無いぞ?」
『いいのよ。どうせみんな隠れてるから』
「そうだな」
『じゃあ、一護の部屋どこか教えて?』
「その前に、おーい遊子、夏梨!」
「なーにー、お父さ…」
「なんだよ…」
『こんにちは。』
「お父さん?!どうしたのこんな美人さん!」
『?美人…?』
「織姫ちゃんレベルじゃん…!!」
『あら、ありがとう』
織姫はもう天使だよ…
「一護のクラスメイトだそうだ。自己紹介しとけ」
一心がそう言った
「あ、黒崎遊子です!」
「黒崎夏梨…です」
『…春原蝶です。よろしくね?』
一応、苗字は偽名で名乗る
「遊子、一護の部屋まで連れてってくれるか?」
「うん!任せて」
そう言って遊子ちゃんが一護の部屋に案内してくれた
「ここがお兄ちゃんの部屋だよ!ゆっくりして行ってね!」
『ありがとう、遊子ちゃん』
私がお礼を言うと遊子ちゃんは1階に降りていったようだ
『……電球の中にいるのね』
私が笑いながらそう言うと、上から少しだけ驚いたような声が聞こえた
それから少しして、一護が帰宅。どうやら、ルキアも一緒のようだ
ガチャ
一護の部屋のドアが開く
『おかえり、一護』
「……!?!?え…おま…!?」
何とも面白い反応をする一護
「蝶!」
ルキアが私に抱きつく
『ルキア、久しぶりね』
「ああ…。元気だったか?」
『たぶん…元気だったんじゃない?』
「…また、無茶をしたのか」
『してないわよ。喜助達が過保護なだけ。』
「そんなことは無いと思うがな…」
ルキアは苦笑していた
「って…何で蝶が俺の部屋にいるんだ?!」