第9章 reunion
窓に立っていたのはルキア
ああ、私知らないフリできないじゃん…
「…ルキア」
「…久し振りだな、一護!」
「お…おい…今マドから入ってきたぞ…!?」
「何だあいつ…?」
「つーかあの赤髪とスキンは何だよ…?」
「おーい、黒崎ー…それみんなあんたの知り合いー…?」
クラスメイトは驚きのあまり後ろに固まっていた
え、私も固まりたい
こっそり後ろに紛れる
「…ル…ルキア…」
窓枠を蹴ったと思えば飛び蹴りをかますルキア
「えぶ!!!…な…!?」
一護が飛ばされる
そしてすかさず恋次が一護を受け止め、がっしり捕まえる
「あ"!?」
それからルキアが往復ビンタした
「てめ…」
「何だそのフヌケた顔は!?」
…ここ教室…なんだけどなあ
「ちょっと来い!!!」
そう言ってルキアは一護を死神化させた
「ちょ…っ何だルキアおい!!
どこ行く気だコラァー!!」
…うん。もう無視だ無視。
「…やっぱりこうなったわね。」
そう言ったのは乱菊
「そっスね。全く世話の焼ける野郎だ…」
「まァ、あんだけフヌケたツラ見せられちゃ、ああしたくもなるだろうぜ。」
「そォ?ヘコんでた顔もあれはあれでソソるもんがあったわよ♡」
「どこが!?ソソるもんなんかないね!!」
「イヤ別にあんたに同意求めてないわよ、弓親」
「じゃあ誰!?誰に同意求めてんの!?一角!?」
「なんでだバカ野郎」
「おいお前ら!ちょっとは静かに…」
「おい…あれ見ろよ…黒崎どうしたんだ…?さっきの女にシバかれてからグッタリしてんぞ…」
「白目むいてないか…?」
「おーい…黒崎ー…大丈夫ー…?」
「ヤベーぞオイ…死んでんじゃねーのかアレ…!?」
「やっぱヤベー連中だよあいつら…赤い髪だし…イレズミだし…」
「気にするな恋次、人間共のたわ言だ」
一角がそう言う
「木刀差してるし…」
「金髪…」
「銀髪…」
「ハゲ…」
「オカッパ…」
「巨乳…」
「ハゲ…」
口々に見た目の特徴を言うクラスメイト達
「おい…今ハゲっつった二人、順番に出て来い…」
「気にしない方がいいっスよ。人間のタワ言なんだから。」