第9章 reunion
「なに?黒崎くん」
少し困ったような顔で振り向く織姫
「……いや、やっぱり……いいや。…何でもねえ」
『?あいつ、馬鹿かしら』
織姫はトイレに行くと言って入って教室を出ていった
ったく…一護は馬鹿ね
そう思った時だった
『……ん?』
今感じた霊圧…
どんどんこちらに向かってくるのがわかる
そして会話も聞こえてきた
「で、どこの教室でしたっけ?」
「知らなーい」
「いやホラ、向こう出る時メモ持ってたじゃないスか。」
「…あァ、無くしちゃった♡」
「なく…ちょっと!!何してんスか!!」
「ガタガタ言うなよ。霊圧探りゃいーだろうが。」
「だって俺、コレ入んの初めてなんスよ?なかなか霊圧のコントロールが…」
「下手クソですいません。」
「下手クソじゃねーよ!!つーかなんでアンタが一番シレっとしてんだよ!!」
「しっかし窮屈な服だなァ、オイ」
「じゃあ僕達みたいにスソ出せばいいのに」
「バカ言え!そんなことしたら腰ヒモに木刀が差せねえじゃねーか!!」
「大体オメーらが真剣はダメだっつーから俺は木刀でガマンしてやってんだぞ!?」
「僕らが言ってんじゃないの。法律が言ってんの。」
「イミわかんねーよ、真剣がダメって!!どういう法律だよ!!」
「ウルセーぞオマエら!!!
騒ぎにしたくねえならまず静かに歩け!!」
「「へーい」」
「着いたぞ!この部屋だ!!
ホラ開けろ!」
その声と同時に教室の扉が開く
というか、廊下もざわついちゃってるよ…
「おーす、元気か一護!」
教室に入ってきたのは恋次、冬獅郎、乱菊、一角、弓親だった
ちなみに、一護を呼んだのは恋次だ
私はもう知らないフリをする事にした
「恋次!!一角!!弓親!!乱菊さん!!冬獅郎!!!」
「日番谷隊長だ!」
冬獅郎が怒る
「オマエら何で現世に…!?」
「上の命令だよ。破面との本格戦闘に備えて、現世に入り死神代行組ならびに、水無月蝶と合流せよ。ってな!」
なんで私まで…
「アラン……って何だ?」
あ、一護は破面って知らないの…?
「あァ!?何だオマエ、相手が何者かも判らずに戦ってやがったのかよ!?」
「たわけ!貴様がこの間ボコボコにやられた連中のことだ!!」
急に窓側から声がした