第9章 reunion
『ただいまー…』
「随分遅かったっスね?病み上がりなのに…」
『ちょっとおば様のお店に寄ってたのよ。はい、お土産。』
私は大量の手羽先と唐揚げを渡す
「え、こんなにっスか?ジン太が喜びそうっスけど…」
『とっても美味しいから。夕飯にでも食べましょ』
お昼ご飯はテッサイが用意していた
私だけお粥だったけど。
ああ、早く手羽先食べたい…
そう思いながらテッサイ特製のお粥を食べた
美味しかったよ。
ご飯を食べ終え、片付けを済ませる
『…?何か…来る?』
ズンとのしかかる霊圧
『…破面…?』
数は…二体
「蝶さん!」
喜助が私を呼ぶ
『どうする?織姫とチャドくんが向かってるし…一護も向かってる』
「とりあえず、簡易的な治療セットを持っていきましょう…」
『そうね。』
「儂も行こうかの」
『うん、破面二体なら…夜一もいた方がいいわ。』
「え、それ、アタシじゃ頼りないってことっスか?」
『違うわよ。念には念をってヤツ』
「そうっスね。
テッサイさん、ジン太、ウルル、留守を頼みますよ」
「承知!」
「お、おう」
「わかりました…」
三人で急いで霊圧の元へ向かう
『思ってたより速かったわね…』
「そうっスね…」
「とにかく今は急ぐぞ」
霊圧の元に近付けばわかる
…片方の破面…強そうね
もう一人は…そこまでかしら…
それにしても…一護の霊圧…やっぱり変わってる
荒々しいしザラザラしてるし…重い…
やっぱり、混ざってる
「そろそろっスね」
『ええ。』
霊圧の元に着くと、そこには右腕をやられたチャドくん、殴られた跡のある織姫、そして、ボロボロになり蹲る一護がいた
『一護…!』
「ちょっ、蝶さん?!」
私は先に走る
『咲き誇れ、神無月!』
私は神無月で破面の攻撃を受けとめる
「…あ!?」
そして、夜一と喜助も一護の前に立つ
「どぉーもー♡遅くなっちゃってスイマセーン、黒崎サン♪」
『お待たせ、一護』
「…何だ!?次から次へとジャマくせえ連中だぜ…
割って入るってことは…てめえから殺してくれって意味で…良いんだよなァ!?」
そう言って襲ってくる破面を夜一が難なく避けた