第9章 reunion
くそっ、来やがった
虚だ
消えろ
消えろ消えろ消えろ、消えろ…俺はてめえの…
戦いに集中出来ずに敵に蹴られる
「黒崎くん!!」
「来るな井上っ!!!」
そういった時には遅かった
井上が敵に殴られる
「井上!!!」
「うるせえよ!!」
くそッ体が動かねえ…!!
俺がてめーを拒否したら…今度は俺のジャマするって訳かよ…
…畜生…
「ハッ!!!何だか知らねえが、急に動きが止まりやがった!!!死ねッ!!死ねガキがッ!!!」
まずい…このままじゃ…
「終わりだガキ!!!潰れて消えろ!!!」
『咲き誇れ、神無月!』
敵の攻撃は俺に当たらなかった
「…あ!?」
「どぉーもー♡遅くなっちゃってスイマセーン、黒崎サン♪」
『お待たせ、一護』
俺の前には蝶と浦原さん、夜一さんがいた
「…何だ!?次から次へとジャマくせえ連中だぜ…
割って入るってことは…てめえから殺してくれって意味で…良いんだよなァ!?」
そう言って襲いかかる敵を難なく夜一さんが投げる
「…な……なん…だと…!?」
「くそがアアアアアっ!!!」
夜一さんを狙う敵
「井上を介抱する。薬をよこせ」
「ほいな」
それを全く気にも止めず夜一さんが井上の方へ向かう
「待てコラァ!!!」
夜一さんに手を伸ばす敵
だがそれも…
『守れ、荊棘』
蝶が作った荊棘の盾によって止められる
「…殺す…!ぶっ…殺す!!」
そう言った敵は蝶に向かって攻撃する
「…へへ…ざまあみやがれ…粉々だぜ…俺の虚閃をこの距離でかわせる…ワケ……が…!?」
煙の中から現れたのは蝶の前に立つ浦原さんだった
「な…何だてめえ…何しやがった…!?どうやって虚閃を…」
「ご覧の通りっス。弾くとヨソが危ないんで、同じようなのぶつけて相殺させてもらいました。
信じられないなら、ひとつお見せしましょうか?
啼け、紅姫」
浦原さんがそう言うと紅い斬撃が敵に向かっていく
だがそれを、細い方の敵が止めた
「バカが。頭に血を昇げ過ぎだ、ヤミー。
こいつらは浦原喜助と四楓院夜一、それに水無月蝶だ。お前のレベルじゃそのままでは勝てん。それに…藍染様に言われただろう。水無月蝶には手を出すなと。」