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BLEACH〜透明な華〜

第9章 reunion



「…どうやらものは知っていても、死神の常識も通じん馬鹿らしいな……よかろう。」

破面が一心に斬り掛かる

その実力差は明白だった

『…馬鹿なのはどっちよ。隊長クラスの死神は全員斬魄刀のサイズをコントロールしてるわ。じゃないと…みーんなビルみたいな大きな刀を振り回すことになる。

…まるであなたみたいにね。』

「憶えとけ、斬魄刀のデカさで相手の強さは計れねえ。死神語るのはそれからだぼうず。」

一心は破面を倒した

一心の方が強いに決まってるじゃない…

『それにしても…久しぶりの再会で衝撃の事実が多すぎる…』

「あ、冬獅郎と乱菊は元気か?」

『元気よ。冬獅郎がしっかりし過ぎて驚いたわ』

「さすが冬獅郎だな」

そんな会話をしている時だった



ヒラ…

地獄蝶が私の肩に止まる

『…あら』

「呼び出しか?」

『そうみたいね。…私休暇中なのに…』

「呼び出しが来るってことは大事な会議ってことじゃねえのか?」

『…いいや。今回は行かなくて』

「それが出来んのオマエさんくらいだぞ…」

『そう?割とみんなしてるかと思ってたけど…』

涅マユリとか、更木剣八とか…

私は地獄蝶に参加しない旨を報告するように命令する


「あれ?蝶さん、ここにいたんスね」

『喜助?何しに来たの?』

「いや、少し気になったんで。

…討てましたか?仇」

「…来てたのか…浦原」

「…お久し振りっス…一心サン」

あ、二人ともお知り合いですか。

へえ…

…行方くらました二人が知り合いなんて、バレたらどうするんだか。

それから一心と喜助がしばらく話していた

『…はぁ…』

最近ため息しかついてない気がする

「…どっスか?二十年ぶりの死神の体は?」

今すごく気になる言葉が聞こえたけど…ま、いいか。

「まあまあだ。」

「…心は…晴れましたか…?」

「…まあまあだ。…元々、言うほどは恨んじゃいねえんだよ。あんな虚のことは。俺がこの二十年の間で欠片も晴れねえほど恨んでることがあるとすれば、そいつはあの夜、真咲を救えなかった俺の無力だけだ」

…奥さんかな…

真咲さんっていうのね



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