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BLEACH〜透明な華〜

第9章 reunion




そう言って一護は去っていった

「…ホンマ、ナンギなやっちゃのォ…」

オレは電話をかける

「もしもぉーし、平子やけど。猿柿さんのケータイですかァ?
すまーん、失敗してもたー」

オレがそう言うと怒鳴ってくるひよ里

正直何言ってるかわからん

「しゃーないやろ、ヤイヤイ言いなやもー。…どうせ時間の問題や。気長にいこ」

オレはそう言うと電話を切った


「…元気そうで何よりやわ…蝶。」

先程感じたもう一人の霊圧の主

まさか、学校なんか通っとるとは思ってなかった

アイツも気付いたみたいやったけど…

「逃げられたよなあ…」

あの時のアイツの驚いた顔

あの後まともに授業なんか受けれるかいな

「あの後…無事やったとは聞いとったけど…」

百年前のあの日以降、蝶は霊王宮での任務をしていたらしい

藍染から、逃げていたのだろうか

「…直接聞くしかないわな」

まだ、ひよ里達には言わんとこか

オレはそう思いながら隠れ家へ帰った










蝶side

『大丈夫?コン』

「お姉様ァー!!」

ゴンッ

思わずコンを殴る

『シバくわよ?』

「いやもうシバいた後です…」

コンは頭をおさえていた

それと同時に攻撃を仕掛けてくる虚

避けるしかないか…

そう思った時だった

どこからか一護がつけていたお守りが飛んでくる

そしてそれが防壁を張った

『……この霊圧…』

ふと感じた霊圧

「よう、久しぶりだな蝶」

久しぶりに聞く声

少しだけ、おっさんになったかな

『久しぶりね、一心』

私の後ろに立っていたのは元十番隊隊長 志波一心だった

一心は隊長羽織を肩に括りつけていた

「おう。…虚さんよ、悪いが今ちょっと一護は留守でね。代わりと言っちゃナンだが…俺と遊んでいかねえか?」

『…え?』

一心…結婚したの?

ってか…え?

『黒崎一護の…お父さん…?』

「あれ、言ってなかったか」

『いや、そもそも会ってない』

「俺は今は黒崎一心っていうんだ。覚えといてくれ。」

『うん…』

ダメだ、驚きすぎて何も頭に入ってこない

今日は色々あり過ぎる…


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