第2章 第2章 少女一方通行(しょうじょあくせられーた)
黄泉川「4歳であんな実験を…。酷いな…。」
黄泉川は苦い顔をした。
少女一方通行「私も一方通行さんと同じように最初からレベル5でした。ですが、この時は自分の能力と言うものはっきりとわかっていなかったし、まだ幼いためもあって、色々な一般人を傷つけてしまっていました。自分ではコントロールが効かず、大丈夫?と手を差し伸べれば冷たく突き放されていました。でも、仕方ないんだって自分で自分を慰めていました。そんな日々が毎日毎日繰り返されて…。普通の一般人のように生活するのが苦しくなってきていて、研究所を好むようになっていました。それに、あの研究者共にここにいれば君は多くの人々を救えるんだ!役に立ちたくはないか?と誘惑されました。私は、壊れていた。もう人を傷つけたくない、誰かの役に立てないのかなってそればっかり考えていたところにあの言葉ですから…。当然私は何のためらいもなく、引き受けてしまいました。」
打ち止め「あなたのお母さんやお父さんは許したの?ってミサカはミサカは聞いてみたり。」
少女一方通行「あの人は私の親なんかじゃないです!」