第1章 第1章 出会い
芳川「へぇ〜。本当にそっくりね。もしかしてご兄弟?(笑)」
一方通行「おこちゃまレベルの冗談言ってんじゃねェよ。それより、なんなんだそいつは。なぜ俺と同じ姿してやがる。」
芳川「それをこれから調べてみるわ。」
そういって芳川は、自分の荷物からいろいろな道具を出して、落ち着いた表情のその子を調べ上げていった。
数分後・・・
芳川「なんてこと・・・。信じられないわ・・・。」
黄泉川「ど・・・どうしたじゃんよ・・・。もしかして重い病気とか!?」
芳川「そういうわけじゃないわ・・・。でも・・・信じられない・・・。」
一方通行「いいから1から説明しやがれ。」
芳川「まずは、この子は女の子。中学生ってところかしらね。そして、ここからが落ち着いて聞いてほしいところかしらね。」
黄泉川「ゴクリ・・・・。」
芳川「この子は・・・、この世に存在しないと言われていた存在。絶対能力者。レベル6よ。」
一方通行「なっ・・・!なんだと!?」
打ち止め「れ・・・レベル6・・・。ってミサカはミサカは・・・。」
黄泉川「そんなバカな・・・。」
芳川「私の調べに間違いはないわ。そしてもう1つ。この子の能力が一方通行(アクセラレータ)ってこと。」
一方通行「・・・・」
黄泉川「待て待て!!だってこの世には同じ能力者は2人もいないはずじゃんよ!」
一方通行「なるほどなァ。」
黄泉川・芳川・打ち止め「?」
一方通行「こいつは俺のクローンってことじゃねェのか?どっかの研究者共がこっそりひそひそと計画を進めていたんだろ。」
芳川「それはありえないわ。私だっていちよう研究者よ?それも結構トップクラスのね。今まであらゆる実験に関わってきた。何かしら実験や計画が始まれば必ず私のところに連絡がくるようにシステムされているの。だからきっとそれはありえない。」
一方通行「必ずしもお前のとこに端から端までの情報がいくわけじゃねェだろ。そんな保証がどこにあるっつーんだァ?」
芳川「まぁ、細かく言えばそうなんだろうけどね。」
黄泉川「まぁ、頭抱えてこんで考えるより、この子から話を聞けば済むことじゃんよ。この子を待とう。」
芳川「そうね。じゃあ私また行ってくる。この子のことについて調べてみるわ。何かあったら電話して。」