第5章 ペットは飼い主に似る?
「わん!!」
『分かった分かった! 遊ぼっか』
ルナはにっこり笑って立ち上がった
すると
小太郎はピクッと何かに反応し、ダッと走り出した
『え!!? ちょっと小太郎!!? 何処に行くのさ!!?;』
ルナは慌てて小太郎を追いかけた
ーー。
『小太郎ー…小太郎ー…。 何処に行っちゃったのもう…』
公園の反対側ら辺で小太郎を見失ってしまった
「うわぁ!!?; 何この大きい犬!!? ちょっマフラー引っ張らないでっ!!!! しっ死んじゃうから!!?;」
すぐ近くのしげみの向こう側から男の声が聞こえてきた
『なっ何してるのかな…?;』
「おっお座り!! 伏せ!! Down!! おっと、伏せとDownは一緒だったね☆ 失敗失敗…vV」
「ガウガウ!!!!(怒)」
「ひぃやぁあああ!!!!;」
『小太郎!!?』
ルナが名前を呼んだ事で、男に飛びかかっていた小太郎は止まった
「とっ止まった…? ちょっちょっとアンタ! 飼い主ならキチンと…」
『げっ!!!!;』