第4章 大好きな先輩とナルシスト男
「いやいや、駄目だからね?;」
カイトが本当に飲んでしまいそうだと思い、がくぽは止めた
「む! 俺とルナの仲を邪魔するおつもりですか先輩!!?」
「仲も何も、消毒液を一気飲みなんて無理だからね? 危ないから」
『さすががくぽ先輩!! こんなナルシスト男にまで優しいんですね!』
ニッコリと可愛く微笑むルナ
(ルーが飲ませようとしたんだけどね…)
「さぁハニー! 俺の傷口に愛の癒しを!☆」
『嫌よ』
「何故だい!!? …ハッ! 先輩が見てるから恥ずかしいんだね?☆」
『嫌に理由はないの!(怒) 消毒なんて自分でやれし!!』
「俺はルナの癒しという消毒が欲しいのさ☆」
『一生あげないし』
「…まぁ、俺とルーちゃんは用済ませたし」
がくぽはルナの手首を優しく掴んだ
『せっ先輩…//!!?』
「失礼するよ? "ナルシスト"君?」
「な…!!?」
勝ち誇ったようにがくぽはカイトに向かって笑みを浮かべた
ルナは後ろに居る為、見えない