第4章 大好きな先輩とナルシスト男
がくぽ SiD
「ハニー!」
突然扉を開けて現れた彼
…ハニー?
そう、不思議に思っていたら
『なっ!!? 何でナルシスト男がこんな所に…!!?;』
「ハニーが居る所なら何処にでも現れるさ☆」
…あぁ、ルーちゃんのお友達か
しかしナルシスト男ってこの子の事だったんだ、面白い子だね
それにしても…
「ハニー…?」
それってルーちゃんのあだ名かな?
…って、何を慌ててるのかな? ルーちゃん?
『いやっ! あの先輩…「ルナちゃんは俺の彼女になったのさ☆」
ルーちゃんが何か言おうとしたら、彼が遮るように言っちゃったよ
…ルーちゃん大丈夫? ガックリしてるみたいだけど…
彼を見てみれば、彼はニコニコ笑顔のままだ
これはもしや…
俺がゆっくりと立ち上がったら、ルーちゃんは小動物みたいな目で俺を見上げてくる
「寝言は寝て言え知ってるかい? カイト君?」
可愛い後輩のルーちゃんに意地悪するだなんて、彼はいけない子だなぁもう…
ニコッと俺が笑うと