第4章 大好きな先輩とナルシスト男
午後の授業が終わって
「今日はこの石像をモデルにしてスケッチブックにそれぞれ好きな角度から描いて下さい」
部活活動が始まった
ここは美術室、芸術部だ
(うーん… 何処からの角度で描くのが一番いいのかな…?)
シャーペンとスケッチブックを持ったルナは何処の角度から描こうか考えていた
ルナは芸術部なのだ
「ルーちゃん」
優しい声がルナの名前(あだ名)を呼んだ
ルナは呼ばれた方を振り返ると
『がくぽ先輩!』
「描く角度、決めたかい?」
優しい声で、優しい顔で微笑んでくれる大好きながくぽ先輩
『まだ決めてないんですよね; どの位置から描こうか考え中です!』
「そうかい… ルーちゃんは横顔とかを描いたりするのが上手いからね、横から描いてみたらどうだい?」
『ほっホントですか? (がくぽ先輩に褒められちゃった…//(照))』
「本当だよ? ルーちゃんの絵を見るとホッとするよ」
がくぽはよしよしとルナの頭を撫でる
『あっありがとうございます//!』