第3章 噂が広がるのは恐ろしいほど早いものだ!!
真横からルナをガン見していた
『……何か?』
「…ルナが元気ないように見える…」
『え…?』
顎に手を当てて深く考え込んでいるカイト
(…これは本当に私の心配を…? …ってか、元気がないせいはあんたなんだけどね(怒))
「…もしかして… 俺が関係してる…!!?」
カイトの言葉でルナの胸がドキッと跳ねた
(まっまさか心が読めt「はっはっは☆ 可愛い奴だねルナは! 本当に!♪」 …は?)
「まだ半日ほどしか経っていないのに… そんなにも俺の事を思ってくれてるだなんて!♪」
=バキッ!!=
ルナは持っていた箸が折れた、いや…… 折った、片手で…
『あらやだ☆ あまりにもウザくてイラついて折っちゃった♪』
「寿命だったのかなその箸?☆」
「予備用の僕の割り箸使う? 手、怪我してない??」
ちょっとオドオドしているレン…
『…ありがとうレン…!! ちょっと涙出ちゃったよ…!』
「え? 何で涙?;」
「涙腺が脆いんだねルナは☆ はい、ハンカチだよvV」