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SERVAMP R18 短編集

第1章 満員電車で✖️✖️ 「ロウレス」





ガタン…ゴトン…ガタン…ゴトン


〇〇「ぎゅうぎゅう…本当に満員だね…ってきゃっ!!」


〇〇がバランスを崩したところを抱きとめる。


ロ「っっと! 大丈夫っスか…?」


流石、満員電車。混雑具合が尋常じゃない。


〇〇「う、うん!あ…ありがとう!」


と、〇〇が照れ笑いを浮かべて髪を耳にかける。
その仕草に正直グッときた。


そ、そうだ。はぐれたら大変っスね。
だから…‼︎
ロ「…離れちゃダメっスよ。」


と、満員なのを口実に指をぎゅっと絡めた。


今日は、〇〇と出かけていて、まぁいわゆるデートをしていて、今は電車で移動中。目的地まで一緒にのんびり行く。


…予定だったんスけど。
あいにく電車がこの満員電車で行くしかなく、のんびり話どころではない。


そしてこの状況で思ったことがあった。

ーこの近さはヤバいー


動く度に揺れるしなやかでさらさらな髪。
その髪が揺れると同時に仄かに香るシャンプーの香り。
電車の振動で爽やかに揺れる涼しげなピアス。
横顔からだとより映える長い睫毛。
上唇と下唇が擦れる瞬間にわかる唇の柔らかさ。






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