第19章 【番外編】マツノトクエスト 第十八章
私のランダムハリセン、まさかのF6以外も召喚出来るらしくトド松の時のタライだけでなくカエルとか降って来たし、実はおそ松に電撃攻撃をランダムで放ち、まさかのランダムハリセンは敵味方もランダムだった。
ちゃんと敵にも攻撃は当たったんだけども、恐ろしいモン覚えちまったぜ……。
まぁ、そこは目撃されていなかったので黙秘する。
ごめんね、勇者様。
その後、また新たに貼り出されているクエストを何件もこなし、宿の修理費を払うまでせめて……という事で、支払いが終わるまでは泊めてくれる事になった宿、一つの部屋は穴が開いてしまったので、おそ松とカラ松、トド松、私は結局私とトド松の部屋で4人で過ごす事になった。
「はーっ、疲れたぁ!! なぁ、カラ松、トド松ぅ……今から飲みにでも」
「何言ってんのアンタ! こっちは借金してるようなもんなんだからお酒くらい控えてよねっ」
外も暗くなり、夕食と風呂を終えた私達は部屋に集まりその中でダベっている。
早速おそ松がベットにダイブをした後に弟達を飲みに誘っているのだが、勿論そのムダ使いはすぐ様却下だ。
「え~、俺達今日頑張ったよ?! すんごい頑張った!! なぁ、お前ら?」
「あぁ、今日はさすがに体力に自信のある俺でも疲れたぜ……トド松の巧みなモンスターの誘導で何度か死にかけもしたからな」
「えへへ、ぼくはカラ松兄さんと違って体力馬鹿じゃないからね、さすがにぼくを狙ってくるモンスターは倒したけどそれ以外はやっぱり兄さんの活躍する出番を奪いたくないっていうのかなぁ~」
いやぁ、ほんとカラ松は今日頑張ったと思う。
ハタスライムから他の討伐クエストも、何度も何度もトド松にモンスターを誘導し引き付けてこられ、タゲを全てカラ松になすりつける。
その所為でカラ松は多くのモンスターから攻撃を受けながらちまちま倒して行くと言う作業を繰り返した。らしい。