第2章 アボカド
ぶつぶつは言ってるけど、やっぱりそこは酒が入ってくると忘れてくれた。
「よおし!相葉ちゃん、掃除だ!」
「どえ…マジですんの?」
「してくれないの?」
「はいはい…もお…」
「嘘だよお!しなくていい!」
ゲラゲラ笑いだした大野さんは、いい笑顔を見せてて。
「ふふ…じゃあ俺が掃除しよっか?」
「えー?松潤が掃除したら凄いことになりそう」
「あ?俺だって本気出せばなあ…」
「やだ。松潤の俺ルール炸裂しそうだもん」
「おいっ!」
なんだかんだ、楽しく酒を飲んで。
俺と相葉さんで大野さんを挟んで床に座り込んで、盛り上がった。
「じゃあ掃除しないから、頭撫でてやろうか?」
もう、いいかな…って思った。
来るところまで来た俺たち…
もう、突き抜けちゃうからね?
「へっ…?」
戸惑ってる大野さん越しに、相葉さんを見た。
じっと見てたら、相葉さんも俺をずっとみて…
そして、力強く頷いた。
「ずりい!俺が撫でるんだもん!」
やっぱり…相葉さんには、なんにも言わなくても、通じるんだ。
「やっ…やだっ…この前言っただろ!?」
「いいよ。気にしないから」
むしろ、好都合ってもんだけどね。
「な。なんだよ。急に…」
「だって、急にお邪魔したしさ。ね?相葉さん」
「そーそー」
「松潤…?相葉ちゃん…?」
戸惑う大野さんの肩をそっと抱き寄せた。
「やっ…ちょっと、え?」
相葉さんも、大野さんとの間合いを詰めた。
そっと大野さんに顔を近づけると、耳元に相葉さんが囁いた。
「甘えていいよ?おーちゃん…」