第2章 アボカド
そう、俺たち
来るとこまで来ちゃったんだ
きっとここから後には戻れない
だったらさ、突き抜けてみるのも
面白くね?
「えっえっ…ウチくるの?」
「そー!相葉さんもね!」
「そ、そんな急に…掃除してない…」
「いいって、そんなの相葉さんがやるから」
「おいっ…松潤!」
じろっと相葉さんを見たら、肩を竦めた。
「わかったわかった…喜んで掃除する!」
相葉さんは俺の考えてることを理解したようだ。
さすが天然の野生生物。
理屈なんて、いらないんだな。
「ええっ!?相葉ちゃん!?」
「さあさ、そうと決まったら行こうぜ~」
もう大野さんはこの後遊びに行くわけないから、予定も聞かないで押しかけることにした。
「松潤~…」
引きずられるように歩いている大野さんは、弱りきった声を出してるけど、俺もう決めたんだから。
「もうチーフには言ってあっから。送迎車、大野さんとこ行くからね?」
「えええっ…」
もう有無を言わさず、大野さんを拉致。
嫌がってるけどなんとか宥めて、俺と相葉さんは大野宅への潜入に成功した。
じとおっと睨まれたけど、知らんぷり。
「さあて、酒飲もうぜ!」
途中で買ってきた酒をリビングのローテーブルに広げて、ラグの上に陣取った。