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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第2章 アボカド


「ねえ、松潤」

リハが終わって各々帰る準備をしてる中、相葉さんがこそっと話しかけてきた。

「ん?」

時間はもう、深夜。
後は帰って寝るだけだ。

「俺、すんごい考えたんだけどさ…」
「なに?」

まっすぐ、相葉さんの目を見た。

「大野さんのこと?」

…実は俺も考えた。

「やっぱ、松潤にはわかっちゃうんだな…」

照れたように笑うと、相葉さんもまっすぐ俺を見た。

「俺、多分好きなんだと思う」
「ああ。俺も」
「じゃあ、今日からライバルな?」

相葉さんが右手を差し出してきた。
俺も手を出して、握手した。

ここで俺は…
あの日、何となく感じたもの。
相葉さんとの間に生まれたものを、しっかりと感じることができた。

多分、相葉さんはわかってないけど…
いや。
もしかしたら、天然の野生の勘で俺より先にわかってるのかな。

「むふ…俺、松潤には負けないからね?」

ニヤリと笑ってると、翔くんがこっちを見てた。

親指を立てて見せると、翔くんもニヤリと笑った。
相葉さんも翔くんを見ると、親指を立てた。

それに応えるように翔くんは俺たちをダブルで指さした。
おどけてるけど、なんだかホッとしたような顔してる。

それからニノと肩を並べて、リハ室を出ていった。

おし…

「…でもさ、相葉さん」
「ん?」
「俺には、ちょっとした考えがあるんだ」
「え?なにそれ?」

そうとも。
このリハ中考えて考えて、出てきた名案だ。

「ちょっと耳貸して」
「ん…」

こしょこしょと、俺の名案を話す。

「う…嘘だろ!?」

相葉さんは仰天してしまった。

まあ、そうだろうな…
でもさ、これが一番いいと思ったんだ。

「なに?どしたの?」

大野さんが、不思議そうにこっちを見てる。

「なんでもね。さ、帰ろうぜ?大野さん!」
「えっ…えっ…?」

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