第2章 アボカド
「…もしかして、智くん?」
「ごふっ…」
「…これも図星か…」
「だっ…誰のせいだと!」
そうだよ。
翔くんとニノが、あんなとこであんなことしてたから…
だからこんなことになったんじゃないか!
「へえ…」
抗議してやろうと思ったのに、なんだか考え込む顔になった。
「なになに?どうしたの?」
相葉さんが能天気に会話に入ってきた。
もう弁当食い終わったのかよ…
相葉さんの向こう側では、ニノと大野さんがきゃっきゃじゃれあってた。
どえらいかわいかった。
ニノも大野さんもおっさんだけど、ふとした瞬間に女子みたいに可憐に笑う。
まさに今、その瞬間で。
思わず俺は見惚れてしまった。
「…雅紀、おまえさあ…」
翔くんが、真顔になって相葉さんを見上げた。
相葉さんは俺の視線を辿って、後ろを向いていた。
やっぱり大野さんとニノを見て、見惚れてる。
「ん?」
振り返った相葉さんは、だらしない顔をしてた。
…大概だな…あんたも…
わかりやすいんだよっ…
「鼻の下、伸びてる」
「えっ…」
真っ赤になって鼻の下を擦ってる。
「…ニノ見てたわけ?」
「ほえ?」