第2章 アボカド
あれから脳がおかしくなった俺は、大野さんのことがかわいく見える。
それもとびきり。
「松潤、これ食べる?いっぱい貰っちゃって…」
「えっ?」
なんてこんぶ飴を俺に差し出してくれる、その姿までかわいくみえる。
「あ、ありがとう…」
ちょっと口を開けてみたら、大野さんはにこって笑って包装をやぶって口に飴ちゃんを放り込んでくれる。
「相葉ちゃんも食べる?」
「うんっ」
そう言って相葉さんも口を開けたら、やっぱりニコニコして飴ちゃんをあげてる。
にやあっと笑う相葉さんと目が合った。
これは、こんぶ飴がうまいからにやにやしてるんじゃない。
気分は、”ブルータス、お前もか”
ちょっとだけ気まずそうな顔をしてる相葉さんから目をそらして、大野さんの後頭部を見つめる。
我ながら、ゲンキンだと思うよ?
だって、ケツ狙われるわけじゃないってわかった途端だよ…
逆に俺たちがケツ狙ってどうするんだよ…
そうは理性では思っていても、勝手に大野さんがかわいらしく見える現象はおさまらない。
むしろ、会う度にかわいい度が増して行ってる。
すごく増してる…
もうやばいくらい…