第2章 アボカド
それからというもの…
俺の脳はおかしい。
「松潤、おはよ」
「ああ…おはよ…大野さん」
「なに?元気ないね?熱ある?」
大野さんの手が俺の額にぴとっとくっつくと、なんか焦る。
「な、な、ないっ…」
「え?だって顔まっかだよ?」
「ち、違う。断じて真っ赤ではない!」
「は?」
怪訝な顔をされて、しまったと思う。
「な、なんでもないから…ほら、座りな?」
なんとかなだめて、隣のパイプ椅子に座らせた。
今日はMステのリハ。
都内にある事務所で借り切ってるスタジオに集合してる。
振り落としはできてるから、当日のステージングのリハだ。
「相葉ちゃん、振り覚えてるの?」
「えっ…おっ覚えてるよっ」
俺とは逆っ側の隣りに座ってる相葉さんも、なんだか様子がおかしい。
あれから、俺は北海道と東京を行ったり来たりして、ドラマの撮影に勤しんでる。
その間に、アルバムやツアーの打ち合わせなんかもこなして。
いよいよ夏が始まったって感じ。
20周年のことなんかも徐々に決まってきて、打ち合わせすることはたんまりある。
だから、いつもよりもメンバーとは顔を合わせる機会が多くて。