第2章 アボカド
「わ…わぁぁぁっ…」
「あああああっ…」
相葉さんと俺は同時に叫んで、大野さんから顔を逸した。
「えっ…えっ…なに?松潤も相葉ちゃんもどうしたの!?」
心臓がバクバクしてる。
顔もきっと真っ赤になってる。
ちらりと見た相葉さんも真っ赤だった。
もしかして、同じこと思い出した?
「な、なんでもないよ?おーちゃん」
「う、うん…なんでもない」
「…だから…わかってくれた?俺、変な気持ち持ってないから…」
「うんっ…うん!わかった!ごめん!大野さん!俺、偏見とか持ってないから!」
「俺もだヒョ!」
いきなりヒョってひっくり返るから、大野さんは爆笑した。
「あ、相葉ちゃあん…」
「やぁだ…もお…」
コロコロと笑う大野さんからは、やっぱりとろんと甘い匂いが漂ってきて。
これは、やばい。
やばいと思うのに、大野さんから離れることができなかった。
むしろ、もっとこのいい匂いを感じたい…
もっと近くに…もっとくっついて…
ふと見えた襟足。
そこからシャツに隠れてる首筋から鎖骨のラインが見えた。
男だってわかってるのに、なぜだかかぶりつきたい衝動が俺を襲った。
突然、きゅっと口を結んで大野さんが顔を上げた。
「ごめんね…松潤、相葉ちゃん。これからも…そばにいてくれる…?」
唇が…ぷるんと光って
何かが俺の中を走っていった