第2章 アボカド
またしゃがむと、大野さんの二の腕を掴んでガクガク揺らした。
「翔ちゃんにだってちゃんと話に行ったし、松潤がどんだけ切ない思いしたか…!」
「え…?翔ちゃんに?」
「あ、相葉さんっ…!」
「そうだよ!ニノと…あっ…」
すぐに相葉さんは口を両手で押さえたけど、遅えよ…
「…何を…話したの…?」
大野さんの潤んだ目が俺を見た。
「いや…その…」
思わず目を逸しながら、必死で考えた。
ここで翔くんとニノが付き合ってるって確認したって言えるわけない。
大野さんも知ってることとは言え、ダメ押ししたってしょうがないだろ…
「言って…?」
「いや、大したことじゃないから…」
「松潤」
声が頑固に硬くなった。
ああ、もう…これ、絶対譲らないときの声だ。
ちらりと顔を見ると、唇を噛み締めてる。
もう泣きそうじゃん…
「だから…あんなとこであんなことしないように…注意した」
「それで?」
「それでって…それだけだよ…」
「ニノと翔ちゃんは付き合ってるの?」
「う…」
いつも鈍いくせに…こんなときだけ核心に迫るんだから…
「つき…あってるって…認めた…」
「そっか…」