第2章 アボカド
「ただ、その…俺はやっぱりストレートだから…」
「もういいよ。もう…」
大野さんは俺たちに背中を向けると、自分の荷物を手にとって部屋を出ようとした。
「おーちゃんっ…待って!」
相葉さんが弾かれたように立ち上がって大野さんを止めた。
「違うからっ…ちゃんと松潤の話聞いて!ちゃんと松潤はいままでおーちゃんのこと…」
「もうっ…いいっ…何も聞きたくないっ…」
「聞けよっ…」
強引に引っ張ってくると、ソファに座らせた。
荷物を持ったまま、憮然として俺を見ようとはしない。
相葉さんはその前に座って、大野さんの顔を真正面から見てる。
「おーちゃん、今まで俺たちがおーちゃんの話をそんな風に思って聞いてたなんて思ってた?」
「……」
「違うでしょ?そんなこと思ったことないでしょ?だから俺たちにニノのこと言えたんでしょ?」
「でも…あれが本音でしょ…?」
いきなり相葉さんが立ち上がった。
かと思ったら、ごちんと大野さんの頭にゲンコを落とした。
「ばかーっ!」
「痛ったーーーっ…」
「ちょっ…相葉さん!」
「おーちゃんのばかあっ!松潤、すんごいおーちゃんのこと心配してたんだからね!」