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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第2章 アボカド


今まで見たこともない、冷たい目で睨まれた。

「俺がニノのことバカみたいに喋ってたときも…そうやってホモだからって軽蔑してたんだろ?すまなかったな」
「ち、違う…」
「違わないだろ。わかってんだよ、異常だって…」

ぽろっと涙が一筋、溢れていった。

「男が…男を好きになるなんて…」

自嘲するように笑うと、ごしっと腕で目を擦った。

「ばかみたいだ」

それでも…

俺や相葉さんが聞いてきた、大野さんのニノへの気持ちは。
ばかみたいだって思えなかった。

男女の恋愛のように、ただ好きで惹かれて。
その気持ちをどうすることもできなくて。
男同士だから伝えることもできなくて。
苦悩するのだって、男女の恋愛と何も変わることはなくて。

いやらしさとか、嫌悪感とか感じたことはなかった。

「ごめん…大野さん聞いて…」

確かに俺はホモじゃない。
男を好きになったことなんてない。

だけど…その気持ちを否定することなんて、できないんだ。
そんな資格、俺にはない。

人の心は自由だから。

「俺、確かにホモじゃないし…だけどさ、大野さんのことばかみたいだとか軽蔑したことは一回もないよ?」

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