第2章 アボカド
「そっかあ…知ってたのか…翔ちゃん…」
ぼふっとソファの背もたれに埋まるように体を倒した。
でもすぐに起き上がって、ぐりんっと俺の顔を見た。
「うわっ…お茶、溢れるっ…!」
「ま、松潤!」
「な、なんだよ」
「じゃあニノも知ってるの!?おーちゃんの気持ち!」
「ちょ、声でかいっ…」
「あ…」
ふたりで大野さんを見たけど、気持ちよさそうに眠っててホッとした。
「…知ってるんだと思う…」
相葉さんはテーブルの上にカップを置いて、俺を見た。
「やっぱり…?」
ちょっと顔を近づけて、さっきよりも小さい声で話を続けた。
「俺もどっちかは確信が持てないけど…もしもさ、知ってないとしたらさ、あの二人付き合ってること俺たちに言うと思わない?」
「でも…男同士だし…」
「ああ。勿論さ、それもそうなんだけど…でもさ、俺たちに今更隠すってさ。やっぱなんか理由ないとしなくない?」
「…うん…」
ちょっとだけ、相葉さんの体が俺に凭れかかってきた。
「…じゃあさ…あの二人、知ってる上で付き合ってるから、これからもひた隠しにしてくってこと…?」
「まあ、俺だったらそうすると思う…相葉さんだって、もしもって考えたら、そうしない?」
「うん…そうするかも…」