第2章 アボカド
バニラアイスはあんまり食わないから、正直助かった。
「あまーい!」
「おいちいね!おーちゃん!」
「むふむふ」
まったり食後の時間を楽しんでから、やっと仕事の時間になった。
台本は一冊しかないから、プリンターでスキャンしてプリントアウトして、3人でセリフの練習をした。
「もうリハやってるんだっけ?」
「うん。ロケのとこ優先に…」
「ああそっか。スタジオよりロケが先なんだ」
「スケジュールの都合でどうしてもね…」
夏の北海道は涼しいから、ロケ楽しみだなぁなんて話ながら、稽古を開始した。
台本の漢字がわからないふたりに教えながら、なんとか何箇所かのセリフを読み合わせして。
リビングのローテーブルを避けて、そこで立ち稽古までしてしまった。
結構ふたりともノリノリになってくれて、相葉さんも大野さんも女性の役まで全部やってくれた。
大野さんのじいさん役は最高だった。
こういうのって2時間が限界で。
「ちょっと休憩しようかあ…」
ぶっ通しでやってたから、結構頭が疲れてて。
「なんかお茶でも淹れようか」
「うん…」
大野さんが眠そうにソファに腰掛けてて、大丈夫かなって思ってたら、案の定そのまま寝てしまった。