第2章 アボカド
大野さんがにっこにこで帰っていったあと、相葉さんに睨まれた。
「覚えてろよ…?」
「んー?」
「あー!休みがあ…」
「でもさ、相葉さん…」
ちょいちょいと指で呼ぶと、顔を寄せてきた。
「俺一人じゃ、どうにもなんないよ?」
「え?…うん…」
「相葉さんが居てくれないとさぁ…」
「な、何いってんだよ…」
「頼りにしてんだよ?相葉さん…」
「えっ…松潤が俺のこと頼りにしてんの?」
「そおだよお…こういうことは相葉さんじゃないとね?」
「ええ~…もお、口がうまいんだから…」
くりっとまんまるな目を俺に向けてきた。
「ほんじゃ貸しにしといてやるよ」
「ええー?怖いなあ…」
「松潤に貸しってなんかいい気分」
「なんだよそれ」
くしゃっと笑うと、こてっと俺の肩に頭を乗せてきた。
「だって普段俺が迷惑ばっかかけてるからさ~…今日もごめんね?」
「何いってんだよ…」
相葉さんのサボっててそうなってるわけじゃなくて、一生懸命やった上でのポカなんだから、責めることなんてできない。
「いつも頑張ってるんだから…気にすんなよ」
ポンポンと背中を叩くと、相葉さんは顔を上げた。
「な、なんだよっ…松潤!」
「は?」
「き、気持ち悪いなあ…」
「あ、人が折角褒めたのに…」
「うわああ!もおお!恥ずかしいっ…」
なんか知らないけど、相葉さんは盛大に照れてる。