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カラフルⅤ【気象系BL小説】

第2章 アボカド


俺も席に戻ると、相葉さんが少し体を寄せてきた。

「…ちゃんと言っといた」
「うん…平気だった?」
「まあ、大丈夫だと思う」

コソコソと話している間も、大宮のふたりははしゃいでて。
大野さんはすごく楽しそうで、とろけるような笑顔をニノに向けている。

さっき感じた切なさが、また胸に蘇ってきた。

「ああ…なんか切ねえ…」

ちょっとびっくりした顔をして、相葉さんは俺に顔を向けた。

「松潤?」
「んあ?」
「どうしちゃったの?」
「……翔くんも、気づいてた」
「え?何を?」
「大野さんの事」

それだけいえば、相葉さんには伝わるはず。

案の定、隣に座る相葉さんの息を呑む音が聞こえた。

「うそ…」
「嘘じゃねえよ…まあ、俺達が気づいたんだから、さ…」
「……」

なんとも言えない雰囲気で、二人で酒を飲んだ。
でも全然酔えなくて。

それでも後輩たちも盛り上がってるし、お通夜みたいな雰囲気でいるわけにもいかなくて。

なんとか打ち上げを終えることができた。

撤収の準備をして楽屋から出ようとした瞬間、肩から下げてたバッグをぐいんと引っ張られた。

「ぐえ」
「松潤~」

酔っ払った大野さんが、俺のバッグを引っ張ってた。

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