第7章 ショコラ scene5
「かあさま…?」
「ん?どうした?」
雅紀inちかちゃんは、身じろぎもせず天井を見つめてる。
「…まさきくんの体から出ていかなきゃいけないよね?」
「え…?うん…」
少し憂いを帯びた表情で、ため息をついた。
…昨日より、だいぶ成長してる…?
「でも…どうやって出ていったらいいか、わからないの…ごめんなさい…」
「…うん…そうだよね…」
行長先生なら…きっとどうにかしてくださるのに…
本人がここまでわかってるのに、俺にもどうやって出ていくのか皆目方法がわからない。
「どうしてかあさまのお腹に来たのかもわからないし…ごめんなさい…」
「ああ…うん…」
もうさっきからモゴモゴと返事をするしかなくて…
ちかちゃんにわからないものは、俺にだってわかるはずもないし…
「あのさ…まあ、これからさ、その理由を一緒に考えてくれそうな人が来てくれるからさ…とりあえず着替えて顔洗おうか?」
そう言って、洗面所に連れて行って着替えと洗面を済ませてもらった。
一応、女の子だから…って外側は雅紀なんだけどね。
もう何歳になったのか見当はつかないけど…だいぶ、幼さが抜けてる。
「参ったな…どこまで成長するのかな…」