第7章 ショコラ scene5
「よっこらせっ…」
雅紀をベッドまで運んで、俺も横に潜り込んだ。
部屋着のままだけど、もうめんどくさいからいいや…
さっきとは違って、無邪気な寝顔の雅紀の横顔を見ながら、ちかちゃんのことを思い出していた。
夢で見たちかちゃんの手は、ちいさかったなあ…
神社で見た姿も、とっても小さかった。
あれは3歳くらいなのかな?
きょろっとした目が子供の頃の舞に似てた。
子供って、かわいいよなあ…
まあ、雅紀も子供みたいなとこがある。
はしゃいでる時なんか、子供そのもので…かわいい。
「まーさき…」
もお…引っ込んでないで帰ってこいよな…
雅紀の手を握りながら、俺も目を閉じた。
またすぐ起こされるかもしれないけど、寝とかないと明日の体力が心配だったし。
くーくーという平和な寝息を聞きながら、目を閉じたらあっという間に眠ってしまった。
「くあー…よく寝た…」
次の日の朝。
目が覚めたら、8時になろうとしてた。
「あっ…やべ…」
もうすぐ、幸雄さんを連れたチーフが来る。
準備しとかないと…
ふとベッドの隣を見たら、雅紀はもう目を覚ましていた。
「あ。おはよ、雅紀…あ、違った。ちかちゃん?」