第7章 ショコラ scene5
その日は手をつないで寝た。
こんなの、久しぶりだった。
もう俺たちは夫婦みたいなもんで。
ちょっと恋人気分に戻ったっていうか…
新鮮な気持ちになったんだろうと思う。
朝起きたら(つっても昼近くだけど)、雅紀からおはようのキスがきて。
これも久しぶりだったから、すごい照れた。
「おはよ…かーさん」
「おはよ…とーさん…」
「へへっ…朝ごはん作るねっ!」
「ああ…頼む…」
起き上がろうとしたら、腹が重い。
「げっ…」
「どうしたの!?」
「…腹…」
「えっ」
慌てて布団をまくってみたら、腹がすんごいデカかった。
「ぎょえーーーーー!」
「うあああ…す、すごい…」
昨日着たパジャマとズボンから思いっきり腹がはみ出してる。
「嘘だろぉ…」
「ちょっと触らせてっ」
「お、おい…」
雅紀が触れたら、ぴくんっと腹が動いた。
「すご…これ、昨日よりもすごいよ…?」
「ああ…内臓がゲルマン民族…」
「は?」
「すんごい移動してる感じがする…うう…」
起き上がることも難しかったから、雅紀の手を借りてなんとかベッドに起き上がった。
「大丈夫…?」
「重い…とにかく重い…」
「だよねえ…」
雅紀が身をかがめて、お腹に耳をつけた。