第7章 ショコラ scene5
具合が悪いのに、本当に申し訳ない…
『いえいえ。メールもおぼつかないものですから、申し訳ないんですが、僕が代行させて頂いてもいいでしょうか?』
雅紀をみると、心配そうにこっちを見てる。
ふと見ると、みんなこっちを見てた。
「ええ…それはいいんですけど…」
大丈夫なのかな…
幸雄さんは、視える人じゃないって言ってたよな。
たしか…聞こえるんだっけ?
『ああ。僕は霊視しませんよ?』
「えっ?」
『父が霊視した結果を、僕がお伝えしますので…』
「ああ…守秘義務ってやつですか」
『そうです。依頼主さんに許可を貰わないといけないものですから…』
本当はこの場合は依頼主は副社長になるんだけど、まあここはお付き合いの長さから、こっちで判断させてもらった。
副社長にはあとで伝えればいいや。
みんなの顔を見てたら、一刻も早くこの状態を解明しないといけない気がしたから…
「お願いします。お手数おかけします」
『いいえ…では…ちょっと待ってくださいね』
ガサガサと音がして、何やら向こうで音が聞こえる。
先生がいらっしゃるんだろうか。
『おまたせしました…えっと、護符…』
「え?護符?」
『松本さんの護符が、どうやら成長を止めていたようです』
「え?え?」
突然、護符のことを言われて、頭がこんがらがった。