第7章 ショコラ scene5
深夜だと言うのに…腹も出てきたっていうのに…
それでも甘いものが食べたくてしょうがない。
雅紀が目を白黒させて用意してくれたのは、バニラアイスにコーヒーを掛けたものだった。
「ごめん…今、買い置きなくて…こんなのでいい?」
「おお!うん!うん!」
ちょっと腹持ちは悪そうだったけど、とにかく甘いものが食べたかったから大喜びで頂いた。
「アフォガートっていうんだけど…美味しい?」
「うんっ!この苦いのとアイスの甘いのがもう…最高!雅紀!」
「そっか…」
すごい勢いで食べたんだけど、まだちょっと足りない。
「ちょっと…コンビニ行ってくる」
「えっ…こんな夜中に!?」
「すぐ近くだから…」
「ま…待って…」
財布をポケットにねじ込んでいると腕を掴まれた。
「翔ちゃん!点滴受けてきたってわかってるの!?」
「え…あ、そうだった…」
「俺が買ってくるから…おとなしくしてて…?」
「でも…もう元気だし…」
「だーっ!!」
「わ、わかった…わかったよぉ…でも雅紀は明日の迎え、早いんだろ?」
「俺も翔ちゃんに合わせてもらってるから大丈夫!」
「えええっ…」
結局…
そんなこんなでバタバタしてたら、寝るのもだいぶ遅くなってしまって…
雅紀にすごい迷惑をかけてしまった…